アブシンベル大神殿
アブシンベルはエジプトの最南端、スーダンとの国境近くのヌビア地方と呼ばれるところに位置する砂漠都市だ。アスワンハイダムの建設により、水没するアブシンベル神殿を移築しようとユネスコが1964年から4年の歳月を かけて60メートル上のナセル湖のほとりに移築した。ラムセス2世がこの地を統一した記念として3300年ほど前に建設され、自身の巨大な像が神殿の入口に座している。神殿最奥部には4体の像が安置されていて年に1度だけ朝日が上る時にその像まで光が差し込みに金色に照らすと言われている。神秘的な一瞬だ。また神殿内に描かれたみごとなレリーフにも驚く。