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王家の谷


ナイル川を挟んだ西側に位置する荒野は「死者の都」と呼ばれ古の昔から神聖な土地として崇められていた。「メムノンの巨像」や岩山の側面に彫られた「ハトシェプスト女王の葬祭殿」など多くの遺跡がある。その山あいにあるファラオの墓地群を「王家の谷」と呼んでいる。山の側面を竪穴式にくり貫いた造りで通路の奥に棺が置かれた古部屋がある。いくつかの墓は見学者にも開放されていて、特にツタンカーメンの墓は盗掘から守られていたので当時のままの姿が残っていて保菌室に入れられたミイラが安置されている。棺と黄金のマスクはカイロの「エジプト考古学博物館」に展示されている。

王家の谷